多可町議会 > 2017-12-07 >
12月07日-01号

  • "予防接種"(/)
ツイート シェア
  1. 多可町議会 2017-12-07
    12月07日-01号


    取得元: 多可町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-26
    平成29年第82回定例会          平成29年第82回議会(定例会)会議録                本会議第1日                      平成29年12月7日(木曜日)                      午前9時30分  開  会〇 会議に出席した議員────────14名     1番 酒 井 洋 子   │    8番 大 山 由 郎     2番 藤 本 一 昭   │    9番 門 脇 敎 蔵     3番 笹 倉 政 芳   │   10番 山 口 邦 政     4番 橋 尾 哲 夫   │   11番 廣 畑 幸 子     5番 加 門 寛 治   │   12番 門 脇 保 文     6番 日 原 茂 樹   │   13番 吉 田 政 義     7番 市 位 裕 文   │   14番 清 水 俊 博〇 会議に出席しなかった議員───── なし〇 欠 員  ──────────── なし〇 議事に関係した議会事務局職員      議会事務局長      │    多 方   初      議会事務局副局長    │    植 山   仁〇 説明のため出席した者の職氏名      町長          │    吉 田 一 四      副町長         │    笹 倉 康 司      技監          │    當 舎 良 章      理事兼防災監兼生活安全課長                  │    竹 内 勇 雄      理事兼官房長      │    伊 藤   聡      総務課長        │    小 西 小由美      プロジェクト推進課長  │    藤 原 正 和      地域振興課長      │    谷 尾   諭      定住推進課長      │    藤 原   満      生涯学習課長      │    金 高 竜 幸      税務課長        │    土 田 五 郎      住民課長        │    足 立 貴美代      健康課長        │    勝 岡 由 美      福祉課長        │    藤 本 圭 介      産業振興課副課長    │    吉 井 三 博      建設課長        │    藤 原 照 明      上下水道課長      │    岩 田 通 宏      理事兼会計管理者兼会計課長                  │    池 田 重 喜      教育長         │    岸 原   章      教育総務課長      │    今 中   明      学校教育課長      │    足 立 徳 昭      こども未来課長     │    今 中 孝 介〇 会議事件 別紙議事日程並びに議案書の通り ※本日の会議に付した事件日程第1       会議録署名議員の指名日程第2       会期の決定日程第3       町長所信表明日程第4 議案第86号 多可町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第5 議案第87号 多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第6 議案第88号 多可町白川教育生活支援基金条例の制定について日程第7 議案第89号 多可町税条例等の一部を改正する条例の制定について日程第8 議案第90号 多可町営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について日程第9 議案第91号 西脇多可行政事務組合規約の変更について日程第10 議案第92号 平成29年度兵庫県多可郡多可町一般会計補正予算(第9号)日程第11 議案第93号 平成29年度兵庫県多可郡多可町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第12 議案第94号 平成29年度兵庫県多可郡多可町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第13 議案第95号 平成29年度兵庫県多可郡多可町介護保険特別会計補正予算(第3号)日程第14 議案第96号 工事請負変更契約の締結について日程第15 同意第2号 多可町監査委員の選任について △議長開会挨拶 ○議長(清水俊博君) 皆さんおはようございます。 開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 師走に入りまして、文字どおり何かと気ぜわしく、寒さ厳しい時節となってまいりました。また、本日は二十四節気の大雪でございます。議員各位には、体調管理に十二分にご留意されますよう、よろしくお願いを申し上げます。 さて、さきの臨時会におきましては、役員の改選並びに委員会構成の変更実施しまして、今期12月定例会は新体制での初定例議会でございます。非常に短い選挙戦でございましたけれども、選挙戦におきまして住民の皆さんから寄せられました多くの期待と希望の声を糧に、選ばれるまち多可町伸展のため、ご尽力賜りますようお願い申し上げるものでございます。 さて、本日ここに第82回多可町議会定例会が招集されましたところ、議員各位にはご健勝にてご参集を賜り、開会の運びとなりましたこと、厚く御礼を申し上げます。今期定例会には、理事者より提出されました案件は、条例の制定、一部改正、また人事案件及び平成29年度の多可町一般会計補正予算などなど12件でございます。いずれも町政伸展にとりまして極めて重要な案件でございます。議員各位にはご精励を賜り、慎重にご審議の上、適切妥当な結論をいただきますようにお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますけれども、開会の挨拶とさせていただきます。 なお、本日説明を求める者としまして、産業振興課の藤本課長のかわりに吉井副課長の出席を許可してございます。 △開会 ○議長(清水俊博君) ただいまの出席議員数は、14人です。 定足数に達してございますので、ただいまから第82回多可町議会定例会を開会いたします。 △開議 ○議長(清水俊博君) これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりでございます。            ────────────              議 案 上 程            ──────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(清水俊博君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第126条の規定によりまして、3番、笹倉政芳君、4番、橋尾哲夫君の2名を指名いたします。 △日程第2 会期の決定 ○議長(清水俊博君) 日程第2、「会期の決定」を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会は本日12月7日から12月26日までの20日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがいまして、会期は本日12月7日から来る12月26日までの20日間に決しました。 △日程第3 町長所信表明 ○議長(清水俊博君) 次に、日程第3、「町長所信表明」を行います。 吉田町長から所信表明をお願いしたいと思います。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 皆さんおはようございます。 それでは、第82回多可町議会定例会の開会に当たり、今後4年間の町政運営に対する私の所信を申し述べ、議員並びに町民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。 合併後12年間は、合併の負の要素を和らげる目的で、大型の合併特例債事業を展開してまいりました。しかしながら、多可町の人口は毎年300人程度減り続け、直近の5年では15歳から64歳までの生産年齢人口が1670人も減少している状況にございます。そのような中、国からの交付税は年々減少傾向にあり、加えて合併後10年が経過し、普通交付税の一本算定に向けた段階的縮減が既に始まっております。極めて厳しい財政運営が強いられることは間違いございません。これからは合併本来の目的でありますスリムで効率的な自治体への転換が強く求められているところでございます。私に負託されましたこの4年間は、多可町の将来を決すると言っても過言ではないほど非常に重要な時節で、困難な時期でもあります。子や孫の世代に住み続けよう、住んでよかったと言われる多可町にするため、まず健全な財政基盤の確立に取り組みます。町民の皆さんが夢や誇りを持ち、幸せを感じられるまちにするため、これまでの事業の総点検を行います。そして、限られた財源の中で真に必要な事業を選択し、効率的かつ効果的に実施してまいります。あわせて、人や情報の流れ、雇用の創出など、町の活力を維持発展させる可能性のある地方創生事業を着実に実行してまいります。「変革」、そして「未来への約束」と私の覚悟として、皆様の声を拝聴しながら全力で町政運営に邁進する所存です。 まず、「変革」としまして、堅実な行政変革について申し上げます。1点目は、合併特例債事業の総仕上げについてでございます。財政健全化は最重要事項ではありますが、合併特例債の活用期限である平成32年を超えますと、地域基盤整備のために活用できる有利な起債はなくなってしまいます。平成32年までに、できるだけ住民の皆様の生活に欠くことのできない大型事業を終了させていきたいと考えています。財政規律を堅持しつつ、有利な合併特例債を優先順位の高い事業に適正に配分をしてまいります。欠くことのできないものの一つは、消防体制の整備でございます。救急のみの体制であった加美区、八千代区において、その機能を強化し、救急、消防の24時間体制を確立いたします。また、新庁舎へ移転後の中央公民館の活用を早急に協議し、最も有効な活用方法が決まれば、合併特例債事業で改修することも含めて視野に入れております。そのほか、兵庫県との太いパイプを利用し、重要道路の早期整備を進め、住民の皆様へのサービスの向上を図ります。2点目は、スリムで効率的な行政システムへの変革です。下水道施設の整理統合や新たなごみ処理施設の建設等、必要不可欠な主なインフラを効率的に整備し、財政マネジメントを強化して、行政経費の圧縮を図ります。また、民でできるものは民へと、行政サービスの産業化に取り組みます。商工、農林業、医療、介護、福祉等における専門分野にたけた各種機関やNPO法人等行政サービスをアウトソーシングすることにより、知識や経験、技術、ノウハウなど、民間の強みを十分に発揮し、行政の一翼を担っていただく、このことで行政をスリム化させたいと思っております。一方で、築30年を経過する施設が全体の半分以上を占めており、大規模改修や建てかえ等の更新時期を迎えようとしています。公共施設の維持管理や更新費用が今後の町財政にとって非常に大きな負担となることは予想されます。平成28年3月に作成しました多可町公共施設等総合管理計画で、公共建築物の総床面積を今後30年間で4割削減することを目標としております。この目標を実現させるため、現在公共施設等再配置計画策定委員会で、最初の10年間を第1期として、各施設の方向性を慎重に審議をいただいてるところでございます。本町の規模にとりまして多過ぎる公共施設は、民間等による有効活用も含め、適切な管理運営に移行してスリムにしていかないと、財政が立ち行かなくなるのは必至です。本会議の会期中に公共施設等計画に関する特別委員会で経過報告をさせていただき、来年3月には策定委員会で取りまとめられた計画書を上程させていただきたいと考えております。痛みを伴うことも生じてまいりますが、持続可能な多可町のため、ご理解とご協力をお願い申し上げます。3点目は、職員の能力、資質の向上についてでございます。まずは職員としっかり対話し、個々の能力を発揮させます。役場の職員は住民の皆様のための仕事をする黒子であることを浸透させたいと思います。ことし8月から10月にかけまして、役場の組織体制の見直しを行い、職員と組織の持ち味を最大限に生かした人材育成、組織づくりを進めることを目的に、4回にわたりまして、若手職員がいい働き方についてのワークショップを行っております。ここで、私たちは住民が幸せだと思える多可町にしたい、そのためには私たちがいい働き方をして、充実した仕事、高い生産性を生むことが重要とした働き方改革の指針づくりを提案してくれております。また、この指針づくりの研修にかかわっていただいた講師の先生からは、慢性的な長時間労働や閉塞感からは新しいものは生まれないというご意見も承っております。地域への成果は、職員の不断の努力による能力の向上、質の向上によってもたらすことが大きいと考えます。くしくも、人口減少等のさまざまな課題に立ち向かうため、国のレベルでも人づくり改革、生産性改革を掲げ、大きく構造転換がなされているところでございます。今後は、幹部職員の働き方改革研修を進めまして、よりよいリーダーシップを発揮して、若手職員からの提案を後押しして、実践に移してまいりたい、そして職員のモチベーションを持続的に高め、役場組織の活性化を図ることで住民の皆様の幸福に寄与してまいりたいと思っております。 次に、第2の「未来への約束」についてでございます。まず1点目は、お年寄り、子供、人権を大切にするまちを約束いたします。敬老の日発祥のまちを誇りにして、お年寄りを大事にする心を育てることは全ての人を大事にすることにつながります。敬老精神の醸成から思いやりの心を広げていきたいと存じます。また、医療、介護にかかわらず、困難を持つあらゆる人々を地域で支えるための仕組みとして、地域共生社会の構築を目指してまいります。2点目は、地場産業の育成と雇用の確保でございます。山田錦や林業を初めとした地域に根差した産業の育成を推進いたします。多可町産山田錦を酒蔵さんがこれほどいい酒米はないと絶賛されています。今や世界レベルになりつつある山田錦の発祥のまち多可町として、良質な山田錦の振興に力を注いでまいります。林業分野におきましても、町内産木材の活用の啓発により、林業の振興を図ります。また、地方創生の新しい展開といたしまして、企業の商品開発や市場開拓などを支援しまして、新産業の創出、起業に結びつく仕組みを考えていきたいと存じます。地域の産業が元気になれば、必ずや地域の活性化につながるものと信じております。3点目でございます。子育てするなら多可町と言われるまちを約束いたします。子育てするなら我がまちでと考える市町はたくさんあります。医療、保育の体制を整えることはもとより、若いお母さん方の意見を聞きながら、多可町で子供を産み育てたいと思うような施策を展開していきたいと考えています。まずは乳幼児を持つお母さん方を心身ともに支援する子育て支援センターを整備し、子育ての不安を軽減したいと思っております。 「終わりに」でございますが、私の所信として考えます最も重要なことは、行政のコスト意識です。ただし、これまでのような事業収支としての評価だけではなく、政策実現に係るコストに注視すべきと考えております。最近、大手企業の信用失墜のニュースが流れております。これらの企業の信用回復に係るコストは膨大なものと想像できます。行政においても、信頼関係は行政実現へのコストに大きく影響いたします。住民の皆様と行政との間に信頼関係があれば、最少のコストで大きな効果が得られます。しかし、信頼関係がなければ、実現に向けて時間や労力に多大なものがかかります。これは、つまり高いコストとなってはね返り、重ねて政策の評価も悪くなりがちです。行政への信頼は、そのまま行政コストに反映されると考えます。そして、その信頼は、職員の毎日の堅実な業務によって保証されると思います。この新たなコスト意識を職員に指導してまいりたいと考えております。 人口減少に立ち向かい、財政健全化へのかじ取りをするには、非常に厳しい選択を迫られる場面も多いことでしょう。町職員とともに現下の課題に正面から向き合い、これからの4年間、全身全霊で多可町の発展のために取り組んでまいります。夢や希望を語らないまちには人は住み続けたいと思いません。緊縮財政の中でも、住民の皆様との信頼関係を築きながら、住みたいまち、住み続けたいまち多可町を確実に目指してまいります。議員並びに町民の皆様の一丸となったご支援、ご協力を切にお願い申し上げ、私の所信といたします。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(清水俊博君) 町長の所信表明は終わりました。 △日程第4 議案第86号 多可町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第4、議案第86号「多可町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第86号についてご説明を申し上げます。育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律──育児・介護休業法でございますが──の改正により、地方公務員の育児休業に関する法律の一部が改正され、本年10月1日に施行されております。これに伴う非常勤職員について育児休業期間の延長などの所要の改正を伴うものでございます。詳細につきましては担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(清水俊博君) 総務課長、小西さん。 ◎総務課長(小西小由美君) それでは、ただいまから「多可町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」ご説明申し上げます。先ほど町長も申し上げましたけれども、非常勤職員の育児休業期間の延長でございます。こちらのほうは雇用保険法の一部を改正する法律というのが平成29年3月31日に成立されております。これに伴いまして、育児休業に係る制度の見直しを行うということになっておりまして、平成29年10月1日より育児休業に係る制度の見直しが行われております。原則1歳までである育児休業を6カ月延長しても、保育所に入れない場合に限り、さらに6カ月、2歳までの再延長を可能にするというものでございます。それにあわせまして、育児休業給付の支給期間を延長しております。新旧対照表ですけれども、こちらのほうは多可町職員の育児休業なんですけれども、この上位法であります改正の育児休業法というのがございまして、そちらのほうに伴いまして、同じように改正のほうさせていただいております。先ほど申し上げましたように、期間の延長するのと、それから給付、支給期間の延長させていただいております。以上でございます。
    ○議長(清水俊博君) 以上で説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けをいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号は、所管の総務文教常任委員会に付託することとしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがいまして、議案第86号は、総務文教常任委員会に付託することに決しました。 △日程第5 議案第87号 多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第5、議案第87号「多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第87号「多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」提案理由をご説明申し上げます。農業委員会等に関する法律の改正に伴い、農地等の利用の最適化の推進に関する事務が農業委員会の必須事務になったことにより、農地利用最適化交付金事業実施要綱が制定され、農地等の利用の最適化の推進に関して、勤務した日数に応じて報酬を支給する新たな条例を制定する必要が生じたため、基本給を年額から月額に改め、新たに能率給を付加するものでございます。詳細につきましては担当課からご説明申し上げます。 ○議長(清水俊博君) 産業振興副課長、吉井君。 ◎産業振興課副課長(吉井三博君) 議案第87号「多可町特別職に属する非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、その概要を説明させていただきます。今年度9月議会におきまして、多可町農業委員会の委員等の定数条例についてご承認をいただきました。このたび、その委員の報酬について改正させていただくものでございます。ご存じのとおり、農業委員会に関する法律が平成28年4月1日に施行され、以降改選となる委員会から随時新たな組織へと移行しております。この改正により、農地等の利用の最適化の推進に関する事務が義務化され、農地利用最適化交付金事業実施要綱に基づき、農地等の利用の最適化、担い手への農地の集積、集約化、遊休農地の発生防止、解消、新規参入の促進等の推進に関する勤務に対して、その勤務した日数に応じて報酬を支給するという新たな条例を制定する必要が生じました。基本給を年額から月額に改め、新たに能率給を追加するものでございます。また、農業委員数の減により、担当区域の増や、新たに創設される最適化推進委員さんとの調整に係る事務負担等の増により、基本給も見直しをしております。詳細につきまして、新旧対照表で説明させていただきます。まず、第5条第2項の下に第3項として、「月額により報酬の額を定められている職員の報酬は、活動した日の属する月の翌月末日までに支払うものとする。この場合において、当該特別職の職員が月の途中において就職し、または離職したときは、日割り計算による報酬を支給する。」を加えるものでございます。また、別表第2条関係中、項区分、農業委員会の会長から委員までの年額をそれぞれ月額に改め、報酬の額、会長「24万円」を「基本給1万8000円、能率給、予算の範囲内で町長が定める額」に、会長代理「23万円」を「基本給1万6000円、能率給、予算の範囲内で町長が定める額」に、副会長「22万円」を「基本給1万6000円、能率給、予算の範囲内で会長が定める額」に、区担当「20万円」を「基本給1万4000円、能率給、予算の範囲内で町長が定める額」に、委員「18万円」を「基本給1万2000円、能率給、予算の範囲内で町長が定める額」に改め、新たに「農地利用最適化推進委員、月額、基本給1万円、能率給、予算の範囲内で町長が定める額」を追加するものでございます。月額で比較いたしますと、会長2万円から1万8000円プラス能率給、会長代理1万9167円から1万6000円プラス能率給、副会長1万8333円から1万6000円プラス能率給、区担当1万6667円から1万4000円プラス能率給、委員1万5000円から1万2000円プラス能率給、新たに推進委員1万円プラス能率給となってございます。以上、ご審議いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(清水俊博君) 以上で説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はございませんか。藤本君。 ◆2番(藤本一昭君) 藤本でございます。先ほど月額にするというのはなるほどと納得するとこあるんですが、その中で能率給という概念がちょっと私のほう把握しがたいとこございますので、能率給の概念と、どういうふうなことを能率給に入れられるのか、その辺を概要でご説明いただきたいと思います。 ○議長(清水俊博君) 産業振興副課長、吉井君。 ◎産業振興課副課長(吉井三博君) 近隣市町と比べまして、多可町のまずこの報酬自体がかなり低く抑えてあります。そういった中で、町費の持ち出しをせずに何とか上げたいという思いはありますが、その方向にはかなり厳しい問題があると考えております。そういう中で、このたび国の補助金が1人6000円、上限としてですが、補助申請することでもらえるという制度を聞いております。その分を、いつまで続くかわからない状態ではありますが、今後県とも調整をいたしまして、能率給に充当すべき国の補助金を申請していきたいと考えております。表現がふさわしくないかもしれませんが、未確定な金額でありますので、能率給という形で足らずの分を補いたいという考えでございます。よろしくお願いします。 ○議長(清水俊博君) ほかに質疑はございませんか。廣畑さん。 ◆11番(廣畑幸子君) 今の部分ですけれども、国からの補助というのんはいつまで続くかわからないというふうにおっしゃってたと思うんですけれども、もし──それが1年、2年で終わるとは思いませんけれども──5年先とかでそれがなくなれば、それに見合うような額は町のほうでお渡しするという形の方法を考えていると理解しといたらいいでしょうか。 ○議長(清水俊博君) 吉井副課長。 ◎産業振興課副課長(吉井三博君) 現在のところ、先ほども説明申し上げました基本給の分を町費で賄う予定です。今後、国の補助金がなくなれば、それはプラスしないという方針で現在のところ考えております。 ○議長(清水俊博君) ほかに質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となってございます議案第87号は、所管の生活環境常任委員会に付託することとしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがいまして、議案第87号は、生活環境常任委員会に付託することと決しました。 △日程第6 議案第88号 多可町白川教育生活支援基金条例の制定について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第6、議案第88号「多可町白川教育生活支援基金条例の制定について」を議題といたします。本件につきまして提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) 議案第88号「多可町白川教育生活支援基金条例の制定について」ご説明申し上げます。多可町出身で、現在神戸市在住の白川良一様から寄附の申し出があり、これを財源といたしまして白川教育生活支援基金を創設するために本条例を制定するものでございます。白川教育生活支援基金は、子供たちの健やかな育成と生活支援策等有効に活用させていただきたいと考えております。詳細については担当課長から説明させます。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水俊博君) 総務課長、小西さん。 ◎総務課長(小西小由美君) 本日の神戸新聞にも掲載されておりましたので、皆さんもごらんいただけてる方もあるかと思いますけれども、多可町出身で、現在神戸市在住の白川良一様が平成29年11月21日に突然、寄附をさせていただきたいというお申し出がございました。それで、きのうようやく日程調整ができまして、吉田町長から白川良一様に感謝状をお渡ししたところでございます。この寄附に至った経緯なんですけれども、白川良一さんが中学生のころ、すごく足が速かったことで、本当は高校に行きたかったんですけれども、諦めておられた。そんな中で、八千代区の門脇政夫様が自分のお金で行かせてあげたという、そういう行かせてもらった、そのご恩義を持っておられまして、合併したということもございますので、この多可町にご寄附をしたいということの申し出がございまして、いただきました。ご本人さんも、できるだけ生活に困っている方、またスポーツで子供たちがスポーツやりたいなという、そういうことのために使ってほしいけれども、渡したからにはどういうことでもいいですよということは言っていただいたんですけれども、ご本人様のご意向を最大限尊重いたしまして、白川教育生活支援基金というものを創設いたしまして、そちらのほうでこのご浄財を有効に活用させていただきたいと思っております。次のページに、白川教育生活支援基金条例ということで、設置、第1条、子供たちの健やかな成長、町民の生活向上またはスポーツ振興等、町民一人一人の豊かな暮らしづくりに資するため、多可町白川教育生活支援基金を設置するということで、その目的に置いてございます。積み立ては、基金として積み立てる額は毎年毎年度予算で定めます。基金に属する現金は、金融機関への預託、その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならない。基金に属する現金は、必要に応じ、最も確実かつ有利な有価証券にかえることができる。基金の運用から生じる収益は、一般会計歳入歳出予算に計上して基金に繰り入れるものとするということでございます。あと、繰りかえ運用とかございますが、こちらのほうの基金を創設いたしまして、有効に活用させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水俊博君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきますので、よろしくお願いをいたします。質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第88号は、所管の総務文教常任委員会に付託することとしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第88号は、総務文教常任委員会に付託することと決しました。 △日程第7 議案第89号 多可町税条例等の一部を改正する条例の制定について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第7、議案第89号「多可町税条例等の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。本件について提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第89号「多可町税条例等の一部を改正する条例の制定について」ご説明を申し上げます。この改正は、税制改正により、個人住民税の所得割の非課税の範囲等の改正により、控除対象配偶者の定義の変更、軽自動車税の環境性能に応じて税率が決定される環境性能割の導入、現行の軽自動車税を種別割に名称変更等、地方税法関係法令が改正されたことに伴い、税条例を改正するものでございます。詳細につきましては担当課長より説明させます。ご審議よろしくお願いいたします。 ○議長(清水俊博君) 税務課長、土田君。 ◎税務課長(土田五郎君) そうしましたら、多可町税条例等の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。町長からも提案理由でありましたように、このたびの改正は、平成29年度の国の税制改正に伴い、町の税条例の所要の改正を行うものでございます。それでは、新旧対照表によりご説明申し上げます。まず、1ページのほうでございますけれども、附則第5条につきましては、「控除対象配偶者」というものが「同一生計配偶者」というものに名称変更となったことによる字句の整理でございます。それから、その下の附則の第10条の2の第10項でございますけれども、こちらのほうは緑地保全、緑化推進法人が設置管理いたします一定の市民公開緑地の用に供する土地に係る課税標準の特例に係る割合を町の条例で定めるということになっておりまして、そちらのほう定めるものでございます。2ページのほうに移らせていただきます。2ページのほうの第18条の3ですけれども、軽自動車税につきまして、軽自動車を取得することに係ります環境性能割と所有することに係ります種別割の2種類となり、従来からの軽自動車税に相当するものについて種別割に字句を修正しております。第19条につきましては、延滞金に係るものでございまして、後ほど出てまいります第81条の6第1項に規定します環境性能割に係る申告納付に関する部分を追加させていただいております。3ページのほうですけれども、第80条は軽自動車税の納税義務者等に係るもので、環境性能割の納税義務者の規定を追加し、字句の変更、条ずれへの対応を行っております。3ページから4ページにかけましての第81条では、売買や譲渡時における軽自動車税のみなし課税についての規定を整備しております。4ページのほうですけれども、第81条の2につきましては、日本赤十字社が所有する軽自動車等に係る軽自動車税の非課税の範囲を示したもので、改正前の第80条の2でございます。第81条の3につきましては環境性能割に係る課税標準を、第81条の4では税率を定めております。5ページから6ページにかけての第81条の5から第81条の8でございますけれども、こちらのほうは環境性能割に係ります徴収方法や申告納付、不申告に関する処分、減免等に係る規定を整備しております。6ページから7ページに係ります第82条のほうなんですけれども、こちらのほうは種別割、従来からあります軽自動車税に係ります税率に関する部分でございますけれども、種別割への字句の変更及び条ずれへの対応、それに加えまして、税率部分のこの整備、表記の整理なども行っております。8ページから11ページですけれども、第83条から第91条は、こちらのほうも種別割への字句の変更や引用する条文のずれ、様式の変更に対応しております。12ページの附則第15条の2では、環境性能割について、当分の間県が徴収するという定めでございます。附則第15条の3では、環境性能割に係る減免の特例ということで、当分の間自動車税の減免基準をベースとすることとなっております。附則第15条の4では、環境性能割について、当分の間県知事に申告納付するということの定め、附則第15条の5では、環境性能割に係る賦課徴収についての所要の経費を町から県に交付するという定め、附則第15条の6では、環境性能割に係り、当分の間適用する税率というものを定めてございます。13ページから15ページの附則第16条、附則第16条の2では、軽自動車税の種別割につきまして、登録から13年以上経過したものについて、当分の間適用する税率を定めるものですけれども、引用条文の変更や字句の整理を行っております。また、期限つきで実施しておりますグリーン化特例による登録初年度に係る減免規定のうち平成28年4月1日から平成29年3月31日登録分に係ります部分及びグリーン化特例に係る徴収の特例に関する部分を削除しております。16から17ページの多可町税条例の一部を改正する条例(平成26年多可町条例第18号)の改正につきましては、本条例改正に伴う字句や表記の整理でございます。18ページの多可町税条例の一部を改正する条例(平成27年多可町条例第33号)の改正につきましては、第19条第3号の読みかえ規定部分が変更されたことに伴う変更でございます。施行期日につきましては平成31年1月1日としておりますが、ただし第1条中の附則第10条の2第10項を同条第11項とし、同条第9項の次に次の1項を加える改正規定及び附則第3条の規定は公布の日から、第2条から第4条までの規定並びに附則第4条の規定は平成31年10月1日施行といたしております。以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(清水俊博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けをいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。よろしくお願いします。質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となってございます議案第89号は、所管の総務文教常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがいまして、議案第89号は、総務文教常任委員会に付託することに決しました。 △日程第8 議案第90号 多可町営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第8、議案第90号「多可町営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第90号「多可町営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」説明をいたします。普通町営住宅は、国や町の財政支出により、低所得者の世帯に対して安い家賃で住宅を提供しております。本町の町営住宅も町民の財産で運営をしておりますので、できる限り町民の方に限定した入居資格に変更するため、今回町営住宅管理条例の一部を改正するものです。詳細については担当課長から説明させます。よろしくお願いします。 ○議長(清水俊博君) 定住推進課長、藤原君。 ◎定住推進課長(藤原満君) 議案第90号「多可町営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」ご説明を申し上げます。現行、多可町営住宅管理条例第5条第1項の普通町営住宅の入居者の資格条件につきましては、ただし書きを除き、同居の有無、収入、住宅困窮度、税等の滞納がない、暴力団員でないなど、5つの条件を全て満たすこととなっております。新旧対照表をごらんいただきたいと思います。新たに入居者の資格として、町内に住所もしくは勤務場所を有する者であること、または入居することができる者もしくは同居者の親または祖父母のいずれかが町内に住所を有することという一文を加えることによって、今回資格要件、特に町内在住、在勤、実家が多可町にあるという要件を新たに加えるものでございます。今議会での上程につきましてご審議をお願いするものでございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(清水俊博君) 以上で説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。質疑はございませんか。藤本君。 ◆2番(藤本一昭君) 藤本でございます。この条件でございますけども、町内に住所もしくは勤務場所を有する者という特定されるのは理解するわけでございますが、この勤務場所におきまして、勤務に該当するのは、アルバイトは勤務の定義に入るのかどうかとか、その辺の、当然事業所に正社員で勤められてることを前提ということはあるわけですが、非常勤の場合はどういうふうなお考えか、お聞きしたいと思います。 ○議長(清水俊博君) 定住推進課長、藤原君。 ◎定住推進課長(藤原満君) 今、藤本議員からのご質問ですけれども、勤務の状況につきましては、会社から勤務証明書が出せるという要件で在勤という扱いをする予定でございます。 ○議長(清水俊博君) ほかに質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第90号は、所管の生活環境常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よって、議案第90号は、生活環境常任委員会に付託することと決しました。 △日程第9 議案第91号 西脇多可行政事務組合規約の変更について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第9、議案第91号「西脇多可行政事務組合規約の変更について」を議題といたします。本件について提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第91号「西脇多可行政事務組合規約の変更について」提案理由を申し上げます。西脇多可行政事務組合規約では、共同処理する事務の一つとして、農業災害補償法に基づく農業公社事業の事務に関することを規定をいたしております。今回、農業災害補償法の一部を改正する法律の成立施行に伴い、法律名が農業災害補償法から農業保険法に改正されるとともに、新たに市町事務組合が行う事務として、農業経営収入保険事業を追加するものでございます。詳細については担当課から説明させます。 ○議長(清水俊博君) 産業振興課副課長、吉井君。 ◎産業振興課副課長(吉井三博君) 議案第91号「西脇多可行政事務組合規約の変更について」、その概要を説明させていただきます。平成29年6月に農業災害補償法の一部を改正する法律が可決成立したことに伴い、平成31年1月から農業経営収入保険事業が新たに開始されるため、西脇多可行政事務組合規約を変更するものでございます。この改正は、現行の農業共済補償制度は自然災害による減収量が対象で、所得に直結する価格低下等は対象外となっており、また米、麦、家畜、大豆、園芸施設等対象品目が限定的で、農業経営全体をカバーできていなかったことから、新たな事業として追加し、実施されるものでございます。詳細につきまして、新旧対照表で説明させていただきます。第3条第2号、農業災害補償法(昭和22年法律第185号)に基づく農業共済事業の事務に関することを農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく農業共済事業及び農業経営収入保険事業の事務に関することに改正するものでございます。以上、ご審議いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(清水俊博君) 以上で提案者の説明は終わりました。 これから質疑を行います。質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。討論はございませんか。 ないようでありますので、これで討論を終了いたします。 これから議案第91号を採決いたします。この採決は、起立によって行います。本案は、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。  (賛成者起立) 起立全員でございます。 したがって、議案第91号は、原案のとおり可決しました。 △日程第10 議案第92号 平成29年度兵庫県多可郡多可町一般会計補正予算(第9号)   │ 日程第13 議案第95号 平成29年度兵庫県多可郡多可町介護保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(清水俊博君) 次に、日程第10、議案第92号「平成29年度兵庫県多可郡多可町一般会計補正予算(第9号)」から日程第13、議案第95号「平成29年度兵庫県多可郡多可町介護保険特別会計補正予算(第3号)」までの4案件を一括議題といたします。直ちに提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第92号から議案第95号までの補正予算を一括して説明をさせていただきたいと思います。まず、一般会計でございます。一般会計では5089万1000円の減額、特別会計3会計で3828万3000円の増額をいたしまして、総額では1260万8000円の減額を補正予算として上程をさせていただいております。まず、一般会計でございます。一般会計補正予算(第9号)第1表におきまして、総額5089万1000円を減額し、総額を128億4102万3000円といたしております。今回の補正は、各費目におけます事業費の確定による補正をベースに、1つ目といたしまして、10月22日の台風21号による災害復旧費の補正、2つ目といたしまして、白川教育生活支援基金創設にかかわる補正、3つ目といたしまして、予防接種事業、災害補償にかかわる補正、4つ目といたしまして、8月、10月の人事異動に伴う人件費の補正の項目4つでございます。まず、4ページをごらんいただきたいと思います。4ページの第2表、債務負担行為の補正でございます。新庁舎整備事業として、平成29年に設定いたしました債務負担行為につきまして、上限を6億8000万円に変更いたすものでございます。続きまして、5ページでございます。5ページの第3表、地方債の補正でございます。一般公共事業の公共事業等債を1024万円減額いたしております。それから、アクセス道路整備事業の合併特例債事業を510万円減額いたします。臨時財政対策債を3400万円減額いたしております。次に、各項目の内容につきまして、初めに歳出のほうから説明をさせていただきます。12ページをごらんください。12ページの議会費でございます。人件費の補正で31万3000円を減額いたしております。次に、総務費でございますけども、総務費全体では704万6000円を減額いたしております。12ページの総務管理費、一般管理費において、人件費の補正で合計542万3000円の減額補正を行っております。続きまして、13ページでございます。総務管理費、財産管理費において、備品購入費を5万円増額いたしました。これは老朽化いたしました加美コミュニティプラザの陶芸用のコンプレッサーの備品購入費でございます。続いて、同じく13ページの諸費でございます。過年度事業の精算として、国、県への返納金を追加いたしております。同じく地方創生費では、今年度上半期の実績をもとに事業内容を精査した結果、旅費、使用料及び賃借料、負担金補助及び交付金を減額し、需用費を増額する補正をいたしております。総務費の徴税費につきまして、人件費83万8000円の減額補正となっております。次、14ページでございます。14ページの総務費、戸籍住民基本台帳費につきまして、人件費として時間外勤務手当を109万6000円減額をいたしております。次に、民生費でございます。民生費全体で1706万9000円増額をいたしております。まず、14ページの民生費、社会福祉費、社会福祉総務費では、人件費150万5000円の増額補正と民生委員等退任記念品として報償費を1万円追加いたしました。繰出金においては、国民健康保険特別会計──事業勘定でございますが──の補正に伴い、収支均衡を図るため、61万5000円を減額いたしております。老人福祉費では、社会福祉法人等利用者負担軽減制度事業費補助金を51万5000円増額いたしました。これは補助金所要額見込みの調査におきまして、減額対象者のサービス利用見込みが増加することを受けての補正となっております。また、繰出金におきましては、介護保険特別会計と後期高齢者医療特別会計における補正に伴いまして、収支均衡を図るための必要補正を行っております。次に、障害福祉費では、各事業の扶助費について、上半期の利用実績をベースに今後の必要額を見込み、調整をした補正となっております。15ページをごらんください。15ページの民生費、児童福祉費、児童福祉総務費は、人件費を90万3000円減額補正を行っております。児童措置費では、障害児童事業補助金を800万円減額いたしました。これは中区のこども園3園に対する障害児受け入れ見込みによる補正となっております。児童福祉施設費では、非常勤職員と臨時職員の賃金合わせて78万円を減額いたしました。これはキッズランドかみにおいて年度途中に0歳児が7人ふえたため臨時職員をふやしたことや、キッズランドやちよにおいて年度途中に2名の嘱託職員が退職していましたが、このたびようやく1名の採用のめどがついたということの補正でございます。次に、子育てふれあいセンター運営費と学童保育費では、事業進捗状況により臨時職員の賃金をそれぞれ減額をいたしております。衛生費です。衛生費全体では365万6000円を増額いたしております。15ページの衛生費、保健衛生費、予防費では、予防接種事業事故災害補償金を4210万円新規計上いたしております。これは町が契約いたしております全国町村会総合賠償補償保険でこのたび子宮頸がんワクチンの接種による健康被害を認めていただいたことによる対象者への補償金でございます。環境衛生費では、今年度の事業進捗に応じまして、古民家再生促進事業補助金を666万円減額をいたしております。健康づくり事業費では、平成28年度の後期高齢者健康診査事業補助金を精査いたしまして、兵庫県広域連合へ返金するため、4万1000円を新規計上いたしております。母子保健事業では、今年度の利用状況に応じまして、未熟児療育医療給付費を100万円増額いたしております。衛生費、清掃費で人件費を42万5000円減額補正をいたしております。次に、農林水産業費です。全体で8897万3000円減額をいたしております。16ページをごらんいただきたいと思います。農林水産業費、農業費、農業委員会費の委託料で、農地情報公開システム突合用システム改修業務委託料を54万円追加いたしました。農地法の改正に伴い、農地情報の公表が義務づけられていることに伴う補正でございます。農業総務費では、人件費16万8000円減額補正を行っております。17ページをごらんください。農業振興費では、需用費、補助金ともに各事業における補助金が確定したことに伴う補正となっております。農地費においては、委託料、工事請負費ともに事業費の確定に伴う補正でございます。また、負担金補助及び交付金では、多面的機能支払交付金について、組織、面積の確定に伴い、1180万円の減額をいたしております。農業施設費については、クラインガルテン岩座神水道施設のポンプ等修繕費といたしまして35万円を増額いたしております。林業費、林業振興費でも、事業費の確定により、松くい虫航空防除事業等委託料を250万円減額いたしております。次に、商工費でございます。全体で180万円増額をいたしております。18ページをごらんください。商工費、商工振興費の賃金において、非常勤職員費を180万円増額いたします。杉原紙研究所における嘱託員の賃金を補正するものでございます。土木費についてでございます。全体で7276万5000円を減額いたします。18ページの土木費、土木管理費、土木総務費、人件費を95万8000円増額いたします。18ページの土木費、道路橋梁費、道路新設改良費と19ページの橋梁維持費では、補助金の確定に伴い、工事内容を精査した補正となっております。19ページ、土木費、住宅費、住宅管理費では、住宅改修撤去工事費を2200万円減額いたしました。これは当初予定をしておりました町営住宅安坂団地の外部改修工事におきまして、外壁塗装にアスベストの使用が見つかりました。そのため、今年度は事業を中止いたしまして、今後の対応、方針も含め、再度見直しをさせていただきたく減額をさせていただいております。次に、教育費です。全体で550万8000円増額をいたしております。19ページの教育費、教育総務費、事務局費は、人件費32万4000円の減額でございます。教育指導費は、ことし5月に町内の小学校で置きましたいじめ防止対策推進法に基づく重大事案に関連する追加増額補正となっております。教育費、小学校費、学校管理費では、需用費の光熱費を40万円増額いたしました。これは先ほども説明いたします重大事案に対してかなりの会議を開催しました結果、光熱費が当初の見込みを大幅に上回ることとなって、必要となっておるためでございます。また、修繕費においては47万9000円を増額いたしました。これは中町北小学校南校舎1階東側の配線老朽化に対応するものと、八千代小学校電気工作物、高圧ケーブルのふぐあいに対応する経費の補正となっております。20ページをごらんください。教育費、中学校費、学校管理費において、修繕費を25万2000円増額いたしました。これは中町中学校における渡り廊下の漏電と漏水にかかわる修繕費でございます。次の委託料は、これに関します中学校漏水に関します調査業務として11万9000円を増額いたしております。教育振興費の扶助費では、準要保護児童・生徒就学助成金を75万円増額をいたしました。これは扶助費が必要とされる来年入学する生徒に対して入学準備金を3月に支給させていただく補正をさせていただいております。20ページをごらんください。教育費、幼稚園費、幼稚園費は人件費22万1000円の減額補正となっております。同じく20ページ、教育費、社会教育費、社会教育総務費において、人件費の補正として、時間外手当を2万1000円減額いたしております。また、賃金では、非常勤職員費を15万円増額をいたしました。これは、こども未来課嘱託職員の時間外手当の補正となっております。21ページです。図書館費では、賃金を290万円増額いたしました。非常勤職員費については嘱託職員の賃金補正、臨時職員費については、けがで休職した正職員のかわりを担った臨時職員の時間外手当を補正いたしております。社会教育費では、修繕費を90万8000円増額いたします。これは来年4月に青年の家を民間に譲渡することに伴い、施設看板や周辺道路の標識整備費用と同施設における水道メーターの分離費用となっております。次の教育費、保健体育費、保健体育総務費で人件費を22万9000円減額補正いたしております。次に、災害復旧費ですけども、全体で753万6000円増額をいたしております。21ページから22ページの災害復旧費では、農林水産業施設災害復旧事業費、厚生労働施設災害復旧事業費、文教施設災害復旧費ともに10月22日の台風21号の被害に対する復旧費の補正となっております。次に、22ページの公債費でございます。元金ですが、住宅改修撤去工事費──先ほど申しました安坂団地の工事でございますが──を2200万円減額することに伴い、住宅使用料1450万円の充当先を建設事業にかかわる債務の元金へ変更するものでございます。次に、諸支出金ですけども、全体で5023万7000円増額をいたしております。22ページをごらんください。22ページの基金費におきまして、社会福祉基金費で、藤田喜晴様、藤原雅樹様、マイスター工房八千代様、命の貯蓄体操加美教室様の2名2団体から20万6000円寄附をいただいております。これらを社会福祉基金積立金に積み立てし、有効に活用させていただきます。また、議案第88号で条例提案をさせていただきましたが、白川良一様より5000万円の寄附をいただいております。白川様のご厚意に沿って、白川教育生活支援基金に積み立て、これらも有効に活用させていただきます。続いて、歳入のほうに参ります。歳入でございます。歳入の8ページ、地方交付税では、普通交付税の決定通知に基づき、5億5772万7000円を増額いたしております。分担金及び負担金、農林水産費分担金では、県補助金の減額に伴い、事業が確定したことによる補正となっております。国庫支出金、国庫負担金において、民生費国庫負担金、衛生費国庫負担金ともに今年度上半期の利用状況に応じた補正となっております。国庫支出金、国庫補助金、土木費国庫補助金の住宅費補助金では、古民家再生促進事業の進捗状況に応じた同補助金の減額並びに公営住宅安坂団地の外部改修工事の中止に伴う補助金の減額補正を行っております。同じく土木費国庫補助金において、道路橋梁費補助金では、社会資本整備総合交付金を2571万3000円減額いたしました。これは交付決定に伴い補正するもので、内容といたしましては、道路橋や歩道橋の定期点検にかかわる補助金のほか、町道中町東線舗装工事、観音寺橋、馬場橋の補修、修繕にかかわる補助金の補正となっております。また、狭隘道路整備等促進事業補助金も408万円減額いたしました。こちらも交付決定に伴う補正で、町道岸上特別支援学校線にかかわる補助金でございます。続きまして、地域再生基盤強化交付金も1800万3000円減額をいたしております。こちらも交付決定に伴う補正で、町道豊部35号線と町道中野間光竜寺中池線の改良工事にかかわる補助金でございます。9ページ、県支出金、県負担金は、民生費県負担金、衛生費負担金ともに事業の利用状況に応じての補正となっております。県補助金では、民生費県補助金で、利用状況に応じた補正となっております。同じく県補助金ですが、農林水産業費県補助金は、各事業ともに交付決定に伴う補正となっております。同じく9ページの県支出金、林業費委託金でも、事業確定によりまして松くい虫航空防除事業委託金を181万7000円減額いたしております。10ページ、財産収入、利子及び配当金では、白川教育生活支援基金の利子積立分を追加いたしております。同じく10ページの寄附金、民生費寄附金、社会福祉寄附金では、歳出のところで触れましたが、2名2団体からいただいた20万6000円を増額いたしました。また、特別寄附金では、白川良一様よりいただきました5000万円を新規で計上いたしております。10ページの諸収入では、雑入で町有建物災害共済金を109万3000円増額いたしました。これは台風21号の被害に係る保険代でございます。また、全国町村会総合賠償保険補填金を4210万円追加いたしました。これは歳出で説明申し上げましたとおり、予防接種による障害に対する全国町村会総合賠償補償保険の入りでございます。同じく諸収入、雑入、過年度収入において、過年度事業の精算といたしまして、後期高齢者医療健康診査事業補助金、児童手当追加交付金、中山間地域等直接支払交付金を補正いたしております。11ページの町債、土木債、道路橋梁債におきましては、交付金の交付決定に伴い、事業費が確定したことによる補正となっており、公共事業等債における1240万円の減額は、町道中町東線、町道岸上特別支援学校線道路や馬場橋の補修工事に対する補正でございます。また、合併特例債事業における510万円の減額につきましては、町道豊部35号線、町道中野間光竜寺中池線道路改良工事に対する補正でございます。同じく町債の臨時財政対策債につきましては、発行可能決定額に基づき、3400万円を減額いたしております。以上の補正に対しまして、10ページの繰越金、前年度繰越金3849万9000円を増額して全額を充当するとともに、歳入歳出の均衡を図るため、10ページの繰入金で財政調整基金繰入金5億8845万1000円を戻し入れいたしております。一般会計については以上でございます。 引き続きまして、特別会計についてご説明申し上げます。議案第93号の国民健康保険特別会計3号補正でございます。事業勘定の歳入歳出に3758万円を追加し、事業勘定予算総額を28億5510万7000円とするものです。こちらの会計につきましても歳出から説明をさせていただきます。8ページをごらんください。総務費、総務管理費、一般管理費では、人件費を114万8000円減額いたしました。保険給付費、医療諸費、一般被保険者療養給付費と次の給付費、高額医療費、一般被保険者高額医療費の利用状況に応じまして増額補正となっております。9ページの後期高齢者支援金は、国庫負担金の交付を受けたことにより、財源振り替えをいたしております。介護納付金は、事業費の確定に伴います減額補正となっております。諸支出金は、償還金及び還付加算金等で、平成28年度の事業費の精算にかかわる補正となっております。次に、歳入でございます。歳入の5ページをごらんください。国民健康保険税では、一般被保険者国民健康保険税、退職被保険者等国民健康保険税ともに現時点での課税状況にあわせた補正となっております。6ページの国庫支出金から県支出金までにつきましては、事業費見込みによる補正となっております。以上の補正を行ったことによりまして、6ページの一般会計繰入金と7ページの繰越金において収支の調整を行わさせていただいております。 続きまして、議案第94号後期高齢者医療特別会計についてご説明申し上げます。歳入歳出から80万6000円を減額し、予算総額を2億7629万円とするものでございます。この会計についても歳出からご説明申し上げます。6ページをごらんください。6ページの後期高齢者医療広域連合納付金において、額の確定によりまして保険基盤安定負担金を83万6000円減額いたしました。また、諸支出金、償還金及び還付加算金において、保険料還付加算金を2万円増額いたしました。以上の補正を行ったために、5ページの繰入金、一般会計繰入金、保険基盤安定繰入金と前年度繰越金で収支を調整させていただいております。 次に、議案第95号介護保険特別会計の3号補正でございます。歳入歳出に151万9000円を追加し、予算総額を26億4138万4000円とするものでございます。この会計につきましても歳出から説明をさせていただきます。6ページをごらんください。6ページ、総務費、総務管理費、一般管理費では、共済費で人件費の補正として10万4000円を減額いたしております。委託料では、介護保険制度改正に伴うシステムの改修委託料として151万2000円を増額補正いたしております。地域支援事業費、包括的支援事業、任意事業費では、人件費として総額11万1000円を増額補正いたしております。次に、5ページの歳入でございます。国庫支出金、国庫補助金、介護保険事業費補助金では、先ほどのシステム改修委託料に対しまして2分の1が国庫補助金として補填されるため、75万6000円を追加させていただいております。この補正を行いました分を5ページの繰入金、一般会計繰入金を総額76万3000円増額することで収支の均衡を図らせていただいております。以上、一般会計、それから3つの特別会計の補正を上程させていただいております。何とぞよろしくご審議お願いいたします。 ○議長(清水俊博君) 提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、予算決算特別委員会に付託して審査したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。質疑はございませんか。日原君。 ◆6番(日原茂樹君) 1点だけお願いいたします。一般会計の補正で、ここの15ページの衛生費の予防費で予防接種の事故、子宮頸がんワクチンの4210万円というのがあるんですけども、4210万円というのはどういう根拠の4210万円という金額になってるのかというのをまず1点教えていただきたいんですけども。 ○議長(清水俊博君) 総務課長、小西さん。 ◎総務課長(小西小由美君) こちらのほうは全国町村会総合賠償補償保険制度に基づいて計算されているものでございまして、障害等の1級の場合に、この発生したのが平成27年でしたので、そのときの金額で4210万円ということになってございます。 ○議長(清水俊博君) 日原君。 ◆6番(日原茂樹君) その中で、前、子宮頸がんの後遺症持っておられる方というのは町内にもう一人いらっしゃるということで、そういう話やったんですけども、その方に関してというのは補償の対象になることはないんですか。 ○議長(清水俊博君) 健康課長。 ◎健康課長(勝岡由美君) お答えします。もう一名の方につきましては、今現在の障害の程度が補償の対象にならない程度の障害ということで、今後また状況が変わりましたら対象になることもあるかとは思いますけれども、現在のところは対象外ということで協議しております。 ○議長(清水俊博君) ほかに質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となってございます議案第92号から議案第95号までの4案件につきましては、予算決算特別委員会に付託して審査することとしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第92号から議案第95号までの4案件は、予算決算特別委員会に付託して審査することに決しました。 △日程第14 議案第96号 工事請負変更契約の締結について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第14、議案第96号「工事請負変更契約の締結について」を議題といたします。本案について提案理由の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、議案第96号「工事請負変更契約の締結について」提案理由の説明をさせていただきます。多可町新庁舎建設工事のことでございます。この内容を変更するに当たりまして、当該工事にかかわる請負契約の変更契約を締結したいと思っております。多可町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分条例第2条の規定により提案するものです。変更後の契約金額といたしましては、22億2185万5920円となります。主な要因といたしましては、議場の家具等、本工事に追加せず、別途発注するか検討しておりました工事並びに新庁舎での運用面を考慮し、当初設計の内容変更及び追加となった工事の変更追加でございます。詳細につきましては担当課長より説明させます。 ○議長(清水俊博君) 定住推進課長、藤原君。 ◎定住推進課長(藤原満君) 議案第96号「工事請負変更契約の締結について」ご説明をさせていただきます。本日、4ページの追加資料をお配りさせていただいております。先日、11月30日、議員全員協議会の場で一部ご説明をさせていただいておりますが、今回4ページでもっての追加資料の中で、まず1ページでは工事の概要説明をしております。2ページでは西松建設、梓設計等の契約の経過を示しております。今回の工事変更契約、3ページをごらんいただきまして、工事請負変更契約にかかわる説明をさせていただきます。この工事変更契約、新庁舎建設に係ります全体事業の中におきまして、今年度当初予算に計上しておりました議場家具類一式や各階カウンター、家具類など、当初予算項目としておりました工事のうち、町長からも説明のありました別途発注も含めて検討してまいりましたけれども、積算し、比較する中で、元請であります西松建設株式会社神戸営業所と変更追加契約1億1662万2720円の増額となりますが、追加変更契約することが経済的に安価となりました。また、比較する中で、工事監理の日程調整によります時間的なロスもなくなり、完成後の瑕疵責任も明確になってきます。加えて、新庁舎での運用面を踏まえた、まずマイナンバー制度によります情報セキュリティーの強靱化対策でのネットワークの構成変更、また有線システム等によります議場システム等のシステム変更、そういった追加項目も踏まえましても、この資料、右下になりますけれども、697万9000円、約700万円安価となります。新庁舎建設工事におきましては、多くの町民の方の税金を使わせていただいております。今後も経済的に安価で行えるよう事業を進めてまいる所存でございます。議員の皆様には、ご理解を賜りまして、今回西松建設株式会社神戸営業所との変更契約の締結につきましてご承認をいただきますようお願いをいたします。 ○議長(清水俊博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、所管の生活環境常任委員会に付託したいと思いますが、この際質疑があればお受けいたします。なお、質疑は所管の委員会以外に限らせていただきます。よろしくお願いをいたします。質疑はございませんか。門脇君。 ◆12番(門脇保文君) 少しお聞きしたいんですが、駐車場30台ということになってるんですけども、職員の方の車はどこに置かれる予定なのか。1点目。この駐車場ではちょっと無理ではないかと思いますので。 それと、7番目の環境エコというところで、太陽熱を熱源とした1階の待合室の床暖房、それから1階の待合室の地中熱を利用した一部空調、議場、熱源はLPガスとヒートポンプエアコン、給水設備は上水と雑用水の2系統と書いてあるんですけれども、非常事態が発生したとき、その非常の電源はどういう形でとるのか。それと、屋根は一応丸い屋根なってるんですけれども、これは太陽光等上げまして、できるだけ非常時に対するそういう対策等は今回考えておられなかったのか。その辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(清水俊博君) 定住推進課長、藤原君。 ◎定住推進課長(藤原満君) 今、門脇議員さんからのご質問1点目でございます。駐車場の件でございますが、来客用駐車場、周辺で70台が来客用の駐車場で、駐輪場につきまして30台、庁舎周辺の駐輪場となります。職員等の駐車場につきましては、庁舎周辺にはございませんので、遠いところですとアスパルと南側の多可日赤側の空き地等も使いまして、周辺での駐車場として職員用には今検討しておるところでございます。 それからもう一点、環境エコの面での4項目掲げております。まず新庁舎での非常電源というところでございますけれども、災害拠点施設という庁舎の位置づけもございます。何か非常時がありましたら非常電源、発電機によります非常電源がつきますので、最大限庁舎の機能を失わない、そういった機能を備えております。ここで環境エコと上げておりますのは、できるだけ維持管理費、そういった面を考慮する中で、太陽光を使った床暖房、また地中熱を使った待合の空調、そういった節電という意味合いと、非常電源につきましても、全ての施設、庁舎内を電気で賄うということになりますと維持管理面でもコストがかかるというようなところで、デマンドの使用量を抑えるといったところで別途空調関係を変えておるというところと、また給水に関しましては、通常飲料水的なんは当然上水でございますけれども、井戸水を使う中での雑用水といったものの2系統に分けて、水の使い方も分けておるというところでございます。以上でございます。 ◆12番(門脇保文君) 議長。 ○議長(清水俊博君) 門脇保文君。 ◆12番(門脇保文君) 今の予備電源ですね。非常事態が発生したときに使う電源なんですが、それはどういう発電機、ガソリンによる発電機なのか、ディーゼルによる発電機なのか、またガスによる発電装置なのか、その辺どういうものを設置されるのか、教えてください。 ○議長(清水俊博君) 藤原課長。 ◎定住推進課長(藤原満君) 発電機の能力までは、今手元に資料はございませんけれども、軽油によります発電機を備えつける予定で、今現在庁舎におきましてはタンクを埋設したという状況でございますので、また改めてその点、能力的なこと、何日、何時間持つといったところもまたご説明をさせていただきます。 ◆12番(門脇保文君) 議長。 ○議長(清水俊博君) 門脇保文君。 ◆12番(門脇保文君) 今、日本でかなりたくさん震災が起こってるんですけれども、ある庁舎で非常事態が発生したときに非常電源のスイッチ入れようとしたときにガス漏れがあったと。そのガス漏れのために非常電源が使えなかったという、そういう実例もありますので、そういう発電機等のところに関しましては、ガスとか、そういうものが入れないような、特別なそういうところで発電をするようにしていただいたほうのが非常事態に備えられるんじゃないかと思います。それと、屋根なんかがかなりあいてますので、そういうところに太陽光等使いまして、昼間の電源も調達できるようにすればもっといいんじゃないかと考えます。その件について今後どういうふうに検討されるのか、もしわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(清水俊博君) 藤原定住推進課長。 ◎定住推進課長(藤原満君) 新庁舎の建設工事の中で、防災拠点施設という施設の位置づけがございますので、再度設計監理の中で確認をしたいというふうに思いますけれども、耐震構造によります新庁舎でございます。そういった九州の震災等も最近庁舎が壊滅しておる、使えないというような状況も踏まえる中、それ以後の新庁舎建設ですので、再度今ご質問いただいた点確認しながら対処してまいりたい。構造的にどうなっておるかという詳細、今手元に持っておりませんので、また改めてこの点につきましてはご説明をさせていただきます。 ○議長(清水俊博君) ほかに質疑はございませんか。 質疑なしと認めます。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となってございます議案第96号は、所管の生活環境常任委員会に付託することとしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、議案第96号は、生活環境常任委員会に付託することと決しました。 △日程第15 同意第2号 多可町監査委員の選任について ○議長(清水俊博君) 次に、日程第15、同意第2号「多可町監査委員の選任について」を議題といたします。 ここで地方自治法第117条の規定によりまして、8番大山由郎君の退席を求めます。 暫時休憩いたします。                           (午前11時10分)                           (午前11時10分) ○議長(清水俊博君) 休憩を解き会議を再開いたします。 提出者の説明を求めます。町長、吉田君。 ◎町長(吉田一四君) それでは、同意第2号「多可町監査委員の選任について」提案理由の説明を申し上げます。監査委員につきましては、ご承知のとおり、普通地方公共団体の長が議会の同意を得て選任すると地方自治法第196条に規定しております。議員から選任する監査委員として、大山由郎議員が最適であるとの判断によりまして、地方自治法第196条第1項の規定により、同意を求めるものでございます。大山由郎議員につきましては、ご存じのとおりでありますが、中区にお住まいで、68歳でございます。多可町議会での議員経験と幅広い知識、的確な判断力の持ち主でございます。監査委員として最適なお方と存じます。ご同意いただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(清水俊博君) お諮りいたします。本件は人事案件でございますので、質疑、討論を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがって、本件については質疑、討論は省略することに決しました。 これから同意第2号を採決いたします。この採決は、起立によって行います。本件は、原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。  (賛成者起立) 起立全員であります。 したがいまして、同意第2号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。 ここで暫時休憩いたします。                           (午前11時12分)                           (午前11時12分) ○議長(清水俊博君) 休憩を解き会議を再開いたします。 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。 △休会議決 ○議長(清水俊博君) ここでお諮りいたします。あす8日から19日までは委員会審査のため本会議を休会したいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 したがいまして、明日12月8日から12月19日まで休会することに決しました。 △日程通告 ○議長(清水俊博君) 次の本会議は、来る12月20日、午前9時30分から再開いたします。 △散会 ○議長(清水俊博君) 本日は、これにて散会いたします。ご苦労さまでございました。                           (午前11時13分)...